鹿児島県天文協会

鹿児島県天文協会の活動連絡と報告のためのブログです。

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2012.05.18 Friday

星空の中を上昇するH2Aロケット

2012年5月18日午前1時39分,水資源観測衛星「しずく」と韓国の衛星を搭載したH2Aロケット21号機が種子島から打ち上げられました。夜中の打ち上げだったので,星空の中に上昇していくロケットの様子が県内各地から見えました。

karanさん提供:
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H2A21号機の打上げの写真です。
桜島が霞んで良く見えない状況でしたので、普段より露出を長くしました。
オレンジ色の炎がゆっくり宇宙に向かって行きSRBAの分離もよく見えました。
夜の打上げは綺麗ですね。
120519H2A21号(karan)
撮影データ
2012.5.18 01h39mから4分間露光
キヤノンEOS40D  EF17-35mm(35mm側で撮影)
感度400 絞りF4.0  WBオート
鹿児島市北部で撮影


kaiedaさん提供:
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只今、H2Aの写真を撮影しましたので送ります。
快晴の星空でしたが、桜島の灰と黄砂の影響で、写真全体がかすんで見えます。
今回の撮影は凪の海面にロケットの軌跡が浮かびロマンチックな写真になりました。
120519DSC_0306-1200(kaieda)
撮影時間:2012年5月18日1時38分から3分
ニコンD300S ニッコール35mm f5.6 ISO400  120秒  


nakamura-kenさん提供:
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入来愛宕ビスタパークにて、kawakitaさん・家内の3人での撮影観望でした。
天気も良く、南天の星空に吸い込まれて行きました。
「しずく」もですが、韓国の衛星打上げ成功良かったですネ!
皆さんの写真が楽しみです。
120519IMG_6695(nakamura).


fuchigamiさん提供:
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昨夜20時半から01時まで寝ておきましたが、後はISSの天頂パスまで寝る間がなかった。(予想はしてましたが、やっぱりと言う感じで…)
120518image002(fuchigami)
2012年05月18日01時39分36秒〜3秒露出×41コマ
ニコンD1X, 35mm(52.5mm相当)、F4.0

2012.05.14 Monday

1958年(昭和33年)の金環日食

天文協会に,54年前の金環日食の写真が寄贈されました。

1958年の金環日食とは
1958年(昭和33年)4月19日,金環日食が南西諸島から伊豆諸島にかけて起こりました。
この日の日本列島は晴天に恵まれ,全国各地で深い部分日食が見られました。
金環日食になったのは,南西諸島の種子島,屋久島,トカラ列島,奄美大島で,伊豆諸島では八丈島付近です。

この金環日食は,今年5月21日の金環日食から3サロス周期前のものです。
※ サロス周期:日食や月食が起こる日を予測するのに用いられる周期,1サロス周期は,約18年10日8時間

種子島で撮影された金環日食
今回の写真は種子島の中学校校庭で撮影されたもので,ご本人の話によると教員5名,中学生6名が日食の経過や気象現象などを観測したそうです。

写真は2インチ(5cm)屈折望遠鏡(f=760mm)での直焦点で,JJYで時刻を計って5分ごと(金環中は15秒ごと)に撮影しています。撮影した写真は一枚のパネルにまとめられています。
1958金環日食連続写真

なかでも,第三接触(金環食の終わり)直前に撮影された写真では,月縁の凹凸がビーズのように見える「ベイリービーズ」もしっかり分かります。
1958金環日食(種子島)
これらの写真から,この場所での日食の継続時間は3時間42分30秒,金環食の継続時間は4分0秒,最大食分は94.19%で食の最大は12時53分30秒,接触時間については,それぞれ第一接触11h0m45s,第二接触12h55m45s,第三接触12h55m45s,第四接触14h43m15sと求めています。
ただし,第一接触と第四接触の時刻は,太陽と月との接触面がある程度食い込まないと判断がつきにくかったそうです。また,第二接触と第三接触では,接触面がビーズ状(ベイリービーズ)になり,接触時刻の判断には苦しんだそうです。

気象観測も
また,照度,気圧,気温,湿度,水温(貯水池),地温,風向,風速などを測定しています。
10分ごとにまとめられたデータから,グラフにしてみました。

気温,水温,地温の変化
1958金環日食(気温と水温・地温)
気温は食の最大時刻より約15分遅れて最低になっています。

気温,湿度の変化
1958金環日食(気温と湿度)
湿度は気温の変化とくらべて対照的です。

照度は直射を避け,教室内の一定の場所で測定したとあります。
1958金環日食(気温と照度)

ほかにも気圧,風向,風速についても記述があります。

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54年前の金環日食については,「見た」という人は多いのですが,ここまで丁寧に観測した記録は見たことがありません。記録の大切さを感じるとともに,来週に迫った金環日食での観測の参考になればと思います。

2012.05.13 Sunday

5月12日の太陽面(黒点)

morinagaさん提供:
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今日は家族全員で砂の祭典の会場に行き,砂像をじっくりと楽しんできました。
その会場の駐車場の一角から太陽の撮影をしました。
高度も低く薄雲がある状況だったので白黒にして処理をしています。
2日前からの肉眼黒点の移動がわかるでしょうか。(→5月10日の太陽面
120512太陽面IMGP0352補正(morinaga)

この写真をサムネイル形式まで小さくすると日食メガネを通して肉眼でみえるような感じになります。

撮影機材は以前と同じです。
撮影日時は5月12日の17時35分 露出1/30秒 感度100

2012.05.12 Saturday

鹿児島空港から見える金環日食

鹿児島の空の玄関口・鹿児島空港では金環日食がどのように見えるのでしょうか。
081112霧島連山とDHC8型機
鹿児島空港からは,霧島山系が正面に見えます。

鹿児島空港

食の始まり  6:13:05
金環の始まり 7:20:35
食の最大   7:22:34(高度24.7度)
金環の終わり 7:24:34
食の終わり  8:42:59

金環の継続時間 3分59秒

20120521鹿児島空港
カシミール3Dで作成
鹿児島空港からは,霧島山系の右上に金環日食が見えそうです。
早朝なので到着便はないと思いますが,送迎デッキや出発ロビーで金環日食を見てから搭乗することができそうです。


霧島山系のちょうど上に金環日食が見えるポイントとしては,横川ICから車で10分ほどの丸岡公園があります。
20120521丸岡公園.png
カシミール3Dで作成


大きな地図で見る

2012.05.12 Saturday

金環日食:指宿,鹿屋,内之浦,佐多岬での見え方

5月21日の金環日食,南九州で金環継続時間が長い場所を探してみました。
一般には,中心線に近いほど継続時間が長くなります。

金環日食帯(大隅)

指宿市

食の始まり  6:12:17
金環の始まり 7:19:19
食の最大   7:21:38(高度24.4度)
金環の終わり 7:23:53
食の終わり  8:41:55

金環の継続時間 4分39分

指宿は宿泊施設も多いので,金環日食の絶好の観測地になりそうです。
金環日食の継続時間(4分39秒)は薩摩半島でもっとも長く,鹿屋市と同じです。

20120521指宿での見え方
カシミール3Dで作成

鹿屋市
食の始まり  6:12:26
金環の始まり 7:19:36
食の最大   7:21:56(高度24.7度)
金環の終わり 7:23:58
食の終わり  8:41:55

金環の継続時間 4分39分

大隅半島最大の街である鹿屋市は,南九州で一番の日食観測基地になりそうです。
鹿屋市に宿泊して,より中心線に近い太平洋岸に向かう方が多いと思います。
鹿屋市でもイベントを企画しています。



内之浦(肝付町)
食の始まり  6:12:13
金環の始まり 7:19:25
食の最大   7:21:48(高度24.3度)
金環の終わり 7:24:11
食の終わり  8:42:26

金環の継続時間 4分46分

内之浦のロケット基地は,南九州でもっとも金環の継続時間が長くなります。
ロケット射点と金環日食を組み合わせる人もいるのではないでしょうか。
ただし,早朝にロケット基地に入れるかは事前に確認が必要です。

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佐多岬(駐車場)

食の始まり  6:11:55
金環の始まり 7:18:51
食の最大   7:21:14(高度24.3度)
金環の終わり 7:23:37
食の終わり  8:42:26

金環の継続時間 4分46分

本土最南端の佐多岬は,南九州でもっとも金環の継続時間が長いと思ったのですが,内之浦と同じ継続時間です。おそらく大隅半島の太平洋岸はどこも同じ時間になるようです。
佐多岬は駐車場が狭く,3年前の日食のときは大渋滞しました。今回も予約金が必要かもしれないので,事前に確認が必要です。

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