鹿児島県天文協会

鹿児島県天文協会の活動連絡と報告のためのブログです。

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2016.11.27 Sunday

PENTAX K−1 インターバル合成を試す

karanさん提供:

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 先日の記事の続きです。

 PENTAX K−1にはアストロトレーサーの他にも天文ファンに嬉しいインターバル合成機能があります。インターバル合成とは、一定間隔で撮影した画像をカメラ内で重ね合わせ一枚の画像を生成するもので、合成方法は、平均、加算、比較明に対応しています。
 今回は、比較明でインターバル合成をしてみました。
 
 まず、1枚写真から(写真K1000)

K1000

霧島連山に昇る冬の大三角
撮影年月日時刻:2016年11月3日 0h31m〜
カメラ:PENTAX K−1
レンズ:HD PENTAX−D FA15−30mm F2.8ED SDM WR(15mmで撮影)
シャッター:30秒 絞り:F3.5 感度:1600
ホワイトバランス:オート
撮影地:鹿児島県姶良郡湧水町魚野フライトエリア
 
  そのままインターバル合成をはじめました。(写真K1015)インターバル合成15分

K1015


PENTAX K−1のインターバル合成で嬉しいのは、撮影途中の画像も保存しておく事が出来る事です。例えばインターバル合成中に飛行機が画面を横切ったり雲が出てきた場合など、その手前までのカットを保存しているので便利です。
 
(写真K1060)インターバル合成60分

K1060


 今回30秒露出を2秒のインターバルをおいて120回の設定で撮影したのですが、何回やっても数枚撮影してインターバルが終わってしまい、うまくいきませんでした。原因が現場では分からなかったのでインターバル合成の最高回数2000回に設定し1時間経過したところで電源を落とし、終了させる方法で撮影しました。
 後日分かった事なのですが、PENTAXのインターバル合成の間隔はシャッターを閉じた後から次のシャッターを開ける間隔ではなくシャッターを開けた後から次のシャッターを開ける間隔なので30秒露出のインターバルを設定するには30秒以上長いインターバルを設定しないと思った回数でインターバル合成が終了しない事が判明。
 普段キヤノンのタイマーリモートコントローラーに慣れている私は誤解をし気付かなかったので、この辺りは注意が必要です。
 
 使用していて不満に思っていた、赤色モニター表示が下位機種のK−70にはついているのにK−1には搭載されていなかったのですが、先日新しいファームが公開され、赤色画面だけでなく、バルブで20分までの露光に対応した点は、天体ファンには嬉しい機能と共に、ユーザー目線で機能追加はPENTAXの姿勢に好感が持てると思いました。

 


2016.11.23 Wednesday

施設見学会 南さつま市コリノ天文台

11月22日,南さつま市に新しい天体観測施設ができました。

オープニングセレモニーでは,寄贈者の宇都文昭さんから南さつま市長への引渡式と除幕式がありました。

161122除幕式

161122開所式

屋上の4メートルドームの中には,片腕フォーク赤道儀に40cmシュミットカセグレンが納められていました。パソコンで自動導入でき,使いやすそうです。

161122機材

寄贈された宇都文昭さんは加世田益山の出身で,奈良県橿原市在住のアマチュア天文家です。小惑星を21個発見しており,「加世田」と名付けられた小惑星もあります。(写真中央が宇都さん)

161122宇都さんと

夕方,天文協会員でさっそく天体観察会。天文台周辺は暗闇に包まれ,秋の天の川もきれいに見えました。

161122天文台と夏の大三角

 

161122ドーム内からの星空

 

161122施設見学会

ドームの前で記念写真

 

開所式の様子は今日の新聞にも掲載されています。(11月23日付け南日本新聞

12月3日に最初の天体観望会が行われます。

 

P.S. カメラを取り付けて天体写真も撮りました。下はオリオン座大星雲です。

161122オリオン大星雲


2016.11.08 Tuesday

PENTAX K-1 アストロトレーサーを試す

karanさん提供

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PENTAXから待望のフルサイズ1眼レフ「K−1」が発売されました。
K−1には天文ファンには嬉しい「アストロトレーサー」という赤道儀を使用せずに
簡易的な天体追尾撮影ができる機能が付いています。
早速その機能を試すべく撮影してきました。
 
霧島連山に昇る冬の大三角_ON
アストロトレーサーON
霧島連山に昇る冬の大三角
撮影年月日時刻:2016年11月7日 0h43m〜
カメラ:PENTAX K−1
レンズ:HD PENTAX−D FA15−30mm F2.8ED SDM WR
(15mmで撮影)
シャッター:3分 絞り:F3.5 感度800
ホワイトバランス:オート
撮影地:鹿児島県姶良郡湧水町魚野フライトエリア
 
周辺はレンズ周辺の収差?によるものか僅かに流れていますが、
中心付近は、流れずに見事に描写されています。
下のアストロトレーサーOFFの状態と見比べれば違いが分かります。
 
霧島連山に昇る冬の大三角_OFF
アストロトレーサーOFF
撮影データは上の写真と同じ。
撮影時刻のみ0h47m〜
 
 
次に望遠レンズでも試してみました。
三ツ星付近_ON
アストロトレーサーON
三ツ星付近
撮影年月日時刻:2016年11月7日 3h51m〜
カメラ:PENTAX K−1
レンズ:HD PENTAX−D FA70−200mm F2.8ED DC AW
(200mmで撮影)
シャッター:40秒 絞り:F2.8 感度5000
ホワイトバランス:オート
撮影地:鹿児島県姶良郡湧水町魚野フライトエリア
 
見事に星が流れずに撮影されている驚きと共に、M42の発色も良い感じです。
赤外カットフィルター除去改造機にはさすがに負けてしまいますが、
他のカメラメーカーの機種より、星に色がついて描写される印象があります。
またこのレンズの抜けのいい描写は、さすがPENNTAXのEDレンズという好感が持てます。
高感度でもノイズが目立ちません。
(長秒時及び高感度ノイズリダクション何れもOFF)
ちなみにアストロトレーサーOFFだと
三ツ星付近_OFF
撮影データ上の写真と同じ。
撮影時刻のみ3h56m〜
 
レンズの焦点距離により露出時間の最大値が変わるようで
15mmだと最大5分、200mmだと最大80秒で、この最大値以内なら
自由に露出時間の変更が可能です。
設定も簡単で、カメラ本体のGPSをONにし、アストロトレーサーをON
後は、精密キャリブレーションを選び、カメラを縦、横、回転方向に180度以上振り
完了が出れば撮影準備OK。
赤道儀いらずで簡単気楽に撮影が楽しめるアストロトレーサーは十分に使える機能だと思います。


2016.11.06 Sunday

鹿児島空港プラネタリウム

 11月5日夜,「鹿児島空港プラネタリウム」というイベントに天文協会としてお手伝いしました。

 

 「プラネタリウム」といっても,ドームを設置してプラネタリウムを投映するのではなく,滑走路上(!)で星空を眺めるというもので,霧島市が「キリシマイスター」という企画の中で主催したものです。

 

 霧島市「キリシマイスター」について

 

 霧島市在住の希望者から抽選で選ばれた参加者100名は,まず鹿児島空港の駐機場(エプロン)で最終便をお出迎え。到着したばかりの飛行機を間近で楽しみました。その後,構内専用バスに乗って滑走路上へ・・・

 

161105空港プラネ_2047(maeda)

バスを下りると,滑走路の誘導灯の明かりが遠くまで続いています。

161105空港プラネ_2056(maeda)

 空を見上げると,誘導灯の明かりがあっても満天の星空が見えています。写真は西に傾いた「夏の大三角」。

 

161105空港プラネ_2083(maeda)

 誘導灯が消えると満天の星空はさらに輝きを増しました。会員のnakamuraさんの軽妙な星空解説に笑いや拍手がおこりました。特別にレーザーポインタも使わせてもらいました。(写真はカメラがぶれて星が二重に写っています。残念!)

 この後はバイオリンの生演奏もあり,流れ星も花を添えて,「世界一大きなプラネタリウム」を楽しむことができました。滑走路上ということで様々な制約もありましたが,主催者の霧島市ほか関係の皆さまと楽しい夜を過ごすことができました。

 イベントの様子は,マスコミの取材や霧島市のPR動画にもなるそうなので,できあがりが楽しみです。


2016.11.06 Sunday

11月4日 夕空の惑星集合

morinagaさん提供:
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11月4日の夕刻は自宅からじっくりと撮影できました。

 

161104月と惑星(morinaga)

キャノンEOS80D 24 F2,8→4

11月4日18時07分 露出2,5秒 感度200


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